日本農業国際交流協会は、2024年6月7日衆議院第二議員会館会議室において、中国からの企業代表団24名に対し調理済食品(予制菜)講習交流会を開催しました。

まず、主催者である日本農業国際交流協会より、開会の辞・出席者紹介(日本農業国際交流協会理事 大塚則昭)、および挨拶(日本農業国際交流協会役員 石神隆)の後、衆議院議員 葉梨康弘 先生(元農林水産副大臣、法務大臣)より、代表団への歓迎の挨拶及び当協会の活動への期待の言葉を賜りました。

基調講演として、農水省、厚労省の各省より
(1)「冷凍食品、レトルト食品をめぐる情勢」:
農林水産省 新事業・食品産業部 食品製造課 渡邉顕太郎 課長

(2)「輸入食品の安全性確保について」:
厚生労働省 健康・生活衛生局 食品監視安全課 輸入食品安全対策室 福島和子 室長

のお二人にご講演いただき、また冷凍食品業界を代表し一般社団法人 日本冷凍食品協会 出倉功一 専務理事 および 川崎順司 常務理事より、挨拶と現状説明をいただきました。これら講演内容および日本の輸入規制などについて、参加代表団の各員と講演者の間で、活発な質疑応答や意見交換がありました。
引き続き、関連講演として日本農業国際交流協会側より
(1)「日本の惣菜製造業の現状と営業許可・衛生管理について」:
三好英文(日本農業交流協会・元厚生労働省)
(2)「食のライフスタイルの変化とビジネス」:
石神隆(日本農業交流協会・法政大学名誉教授)
の説明がありました。
最後に、中国企業代表団を代表して、国家肉類加工産業科技創新連盟 盛君华 秘書長 より挨拶があり記念品交換および記念撮影し終了しました。


代表団 国家肉類加工産業科技創新連盟 盛君华 秘書長 の挨拶(要旨)
「本日は素晴らしい講演に感謝をいたします。近年、中国の予制料理産業は著しく発展していますが、経営や衛生管理などにまだ課題も抱えています。日本の予制料理産業と中国の友好交流を進め、発展している日本の予制料理産業の経験を学び共有できればと望みます。この相互交流を促進していくことを期待しています。」

農林水産省 渡邉顕太郎 食品製造課長 講演の概要(項目)
・冷凍食品の生産、消費、輸入について
・レトルト食品の生産について
・農林水産物・食品の輸出について
厚生労働省 福島和子 輸入食品安全対策室長 講演の概要(項目)
・輸入食品届出の現状について
・輸入食品の安全対策について
・食品等の輸入食品の監視体制について
・輸入食品等の検査について
・冷凍食品等の輸入について
・輸入前相談について